サステナビリティ途上国支援活動

フェアトレードでウガンダのバラを日本へ輸入します。

始まりは弊社が日本在住のIT会社勤務のウガンダ人との交友をもったことでした。日本でたくさんのことを学んだ彼は、母国の経済発展の為に弊社とウガンダ共和国とのビジネスの橋渡しをしたいと申し出ました。アフリカ大陸には興味を以前から抱いていたものの工業化学品を専門とする弊社には、売るものが見当たらず、買うものも見つかりません。

標高1200m、赤道直下で四季がなく、広大なヴィクトリア湖の北の一部を有するウガンダについての調査を進め、辿り着いたものは、国際的に商品性が高く、内陸国の物流ハンディを賄えるバラ切花の輸入です。パートナーとして選択した生産会社は、ROSEBUD Ltd、アジア向けの輸出経験は全くありませんでしたが、バラの生産規模は、同国最大で欧州への輸出実績も充分。インド系の経営者のもと、フェアトレード認証も問題無し。バラの栽培方法は、近代的なバイオテクノロジー、バラ樹木の一部を切り取りシャーレにて、一定の大きさまで育ててから、鉢に移植しますが、鉢の中には土は無く、ヤシの繊維が入っています。地面から50cm程の高さに並べられている沢山の鉢には、肥料が混ぜられた水が自動給水されて
います。

バラの天敵の葉ダニには、殺虫剤は使わず、代わりに葉ダニを餌とする大型のダニを飼育しています。殺虫剤を使わないことを誇りとし、その証にバラの栽培地域に、ミツバチを飼う徹底ぶり
です。

ウガンダの生産地から日本の市場まで、一貫して保冷管理した輸送、即ち、コールドチェーンが構築されています。ウガンダ共和国のバラをカジュアルな花材として、皆様の身近で親しんで頂けるよう、生産者と共に尽力したいと思います。