廃棄食品をペットのトイレ用品へ。
年間3トンの食品再利用に
成功しました。
食品の輸入は紙袋を使って行われることが多々あります。軽くて汎用性のある紙袋ですが、一方で破損しやすい側面があります。そのため輸送中に紙袋が破れ、中の食品を廃棄しなければいけないケースが稀に発生します。当社で輸入している増粘多糖類も紙袋破損のため、年間3トン廃棄しなければいけない状況にあり
ました。
商品としては問題ないけれど、人の口には入れられなくなってしまったこの大量の食品をなんとか活用できないかと模索した結果、ペット用品へと転用することに成功しました。増粘多糖類はうどんやアイスの粘り気を出す食品です。この粘り気を利用してペット用品の砂を固めたり、トイレシートの素材へと使用しています。
全ての部門で環境目標を掲げ社員一同環境に配慮します。
当社では、全ての部門において環境目標を設定することにより、全従業員が環境への意識を持つよう促して
います。
環境への配慮は「無駄なものは使わない」「少しの量で効果を発揮させる」とも捉え、薄塗でも機能を果たす塗料や、少量でも効果を発揮する増粘多糖類の設計・開発を
行っています。
一方で、溶剤再生装置を用いての溶剤のリサイクルも行っています。使用している間に汚れてしまう溶剤をこの装置にかけ再生し、純粋な状態の溶剤に混ぜて再度利用しています。また廃溶剤に至っては、溶剤に含まれるポリマーなどの含有量を少なくすることで、廃棄量の削減へつなげています。
製造工程で発生した廃液をこの装置で再生しています。また、廃液に含まれるポリマーの量を少なくするなどの再生率を高める工夫に取り組んでいます。