|
キュアサイドシリーズは「無機系スライムコントロール剤の強力な殺菌力」と、
「有機系スライムコントロール剤の薬剤持続性・殺カビ効果」を兼備する、複合型スライムコントロール剤です。
|
特長
[1] |
細菌・カビなどの幅広い微生物に対して殺菌・抑制効果(広い抗菌スペクトル)があり、特に無機系スライムコントロール剤では効きにくいカビに対して効果があります。 |
[2] |
無機系スライムコントロール剤と比べ、還元性物質濃度の影響を大きく受けません。 |
[3] |
キュアサイドは通常の有機系殺菌剤のような火傷(薬傷)を起こしません。 |
[4] |
危険物、劇物には該当しません。 |
[5] |
キュアサイドはシリーズとしての各薬品製品に各々特徴があるため、ご使用工場の条件に最適な効果の薬剤を選択使用することができます。 |
微生物スライム生成による悪影響
・ |
製紙工程ではパルプ成分以外に澱粉・合成ポリマー・染料・顔料など微生物の栄養源となる物質が混在しているため、微生物が活動しやすい環境となっています。 |
・ |
その微生物が配管内に付着し、微生物を核とした微生物スライム付着物が形成され、紙欠陥・紙斑点等トラブルの原因となります(図1)。 |
・ |
紙欠陥等のトラブルを回避するために定期的に抄紙系内を殺菌し、スライム付着物の形成予防をするための薬剤がスライムコントロール剤です。 |
・ |
短時間で殺菌させる必要があるため、即効型の殺菌剤を選定する事が重要です。 |

キュアサイドシステムの概要
・ |
現在、抄紙工程のスライムコントロール剤は、次亜塩素酸Naの酸化力を利用した無機系殺菌剤(無機系スライムコントロール剤)が主流となっていますが、薬剤持続性が不足している事、カビへの効果が弱い事などが問題となっていました。 |
・ |
業界初の無機系殺菌剤の強力な殺菌力と有機系殺菌剤の優れた抑制力・殺カビ効果を併せ持つ『キュアサイドシステム』の開発に至りました。 |
・ |
スライムレイアーへの浸透性が優れているため、微生物スライムに対して強力な殺菌力・分解力を発揮します。 |
・ |
キュアサイドを投与することで、配管内のスライム生成を防止できます。 |
・ |
キュアサイドによる適切な殺菌処理により、『紙欠陥の低減・操業日数の延長・洗浄作業の簡略化』など大きなメリットを得ることができます。 |

キュアサイドの化学的作用
・ |
キュアサイドは次亜塩素酸Naと瞬時に反応し、強殺菌剤と反応中間体を作ります。 |
・ |
反応中間体は、菌に対して抑制効果があるため、持続的な殺菌効果を発揮します。 |

キュアサイド添加装置
・ |
安全性/安定性に優れた自社開発の自動添加装置を提供します。 |
・ |
従来の添加装置(装置内混合)では混合後の配管内でも反応が進行し、配管長が長い添加場所に対しては、添加する前に薬剤が失活してしまう問題がありました。 |
・ |
キュアサイド原液と次亜塩素酸Naを先端混合する事でこの問題を解決し、どのような添加場所に対しても、薬剤効果を最大限に発揮するように添加する事ができます。 |
・ |
酸化還元電位(ORP)の連続監視システムを併用し、最良の状態で安定してキュアサイドの強力な殺菌効果を発揮させます。 |
・ |
残留塩素濃度をコントロールしマシンへの腐食影響、キュアサイドの効果を確認します。 |

汚れ分析とマシンコントロール
・ |
SEM-EDX、GC-MS、FT-IRなどの最新の機器を利用し、原因の特定と解決のための手法を提案します。 |
・ |
DNA分析により紙欠陥・紙斑点等の製品不良が微生物由来であるか否かを判定します。 |
・ |
in vitroスライム形成法にて、スライムを形成する菌の特定を行い、選択的な微生物のコントロールを行います。 |
・ |
ソマール独自の『ウエットエンド・トータルソリューションプログラム』により、生物的・化学的両面からマシンの汚れ対策を行います。 |
製品ラインアップと特性
・ |
キュアサイド-500・・・低コストで強力な殺菌/抑制効果を達成 |
・ |
キュアサイド-600・・・薬剤効果が持続/低添加量での管理が可能 |
殺菌防腐剤・スライムコントロール剤の製品リストはこちらからダウンロードください。
※上記以外にも各種グレードを取り揃えております。
長年の実績と経験を基に最適なグレードを推奨させて頂きますので、
トラブルでお困りの際は、弊社へお問い合わせください。
お問合せ先
環境材料営業部
〒104-8109 東京都中央区銀座4-11-2
TEL 03-3542-2155 FAX 03-3542-2033
|
